Masumi Lacoste

風邪の効用

謹賀新年
明けましておめでとうございます。
今年もどうぞよろしくお願いいたします。

お正月休みはどうお過ごしになられましたか?
私はこれと言った大きな旅行はせず、しっかり家の大掃除をして、趣味のスノーボードを楽しみ、家族や友達と鍋パーティーをした毎日でした。
8日間という長期の休みのおかげで、会社のコンピューターの仕事からくる肩こりがすっかりなくなり、肩がふにゃふにゃと柔らかくなりました。肩こりが取れていくときは、少し痛みもあるくらいでした。どんなに毎日、慢性的姿勢で体にストレスをかけているのかが、休みを通して知ることができましたね。

また休みの後半は、食べ過ぎで胃腸に負担をかけていた事から来たのではないかと思われる風邪を引きました。
同じ時期のお正月休みの後半で風邪を引いたという人を沢山聞き、わたしもちょうど引いたので、今日は年始早々ですが風邪についてお話ししたいと思います。
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ヨガをやり込むようになってから、長く引きずる風邪をあまりひかなくなりました。しょっとぶるぶるとしても、全身のプラーナの滞がないように腹式呼吸、完全呼吸、経絡呼吸法や体のほぐしをしで体を温めます。それで大体は大丈夫。
それでもたまにひきます。しかしもうできるだけ薬を飲まないぞ!と決めてから少し免疫力がアップしたのか、風邪を引いても早く復活するようになりました。引いてしまった時、薬で症状を抑えず、足湯をして体を温め、服を沢山着て暖かくしてさらに熱を上げ、その後冷やさないように気をつけ、食べてもおかゆなどのを食べて胃腸に負担をかけないようにして、普通に日常をこなすが、あまり無理をしない程度のペースで居ると早く治るようになりました。そしてやさしーく背骨の痛んでいるところをねじったりのばしたり反らしたりして軽く体を動かします。風邪というのは、体のどこかが歪んできていて、もう限界というときにひくそうです。風邪を無理に治さずに経過させてやるとその歪みが取れるのだそう。
確かに上手に風邪を経過した後はすがすがしい肉体になっていると感じます。ちょくちょく風邪を引いた方が、体の歪みがとれ、癌などの大きな病気にならないそうです。まだまだ私は免疫力トレーニングは初めたばかり。完全に強くなるには5、6年かかるだろうと思って気長にがんばるぞー!

私は今回の風邪で、食べ過ぎでポッコリ出たおなかがずいぶんましになり、年末の無理から来ていた腰痛が改善した気がしています。
ということで、風邪を引いたときは自分の体の使い方の反省をするよい機会。風邪だと嫌がらず、薬で治そうとせず、自然に経過させてやるのがとても大切です。そうして、体をさらに治すために風邪を喜んでひいてやろうという心構えで居ると、なぜか風邪が嫌がって近寄ってこないそう。ひいてもぱっと高熱が出てすぐ治る、そんな免疫力のある強い人間になりたいものです。

※上記の内容は「風邪の効用」著:野口晴哉 から沢山勉強させていただいたものです。ずいぶん前の本なので、今の現代の話とは少し違う事もあり、100%全部が信用性があるかと言えないかも知れませんが、実際体感してみて高い効果を感じられます。とても興味深い本なのでお勧めです。