病院と助産院 振り返って
10/Oct/03 - 10:54 格納先:お産体験記
やっと万里咲ちゃんは1ヶ月を越えお宮参りも終えました。
少しずつしっかりしてきて笑うようになって、いっぱいおっぱいを飲んで、夜も寝てくれるようになり、ママとしても少し楽になってきました。
妊娠中は問題なく、楽しく過ごしてこれました。
少し腰痛がある程度で、つわりも初めの一ヶ月だけ少しあった程度、足のむくみもなし、赤ちゃんの経過も順調でした。
ヨーガクラスも出産1ヶ月前まで続けてたところもあったし、産休に入ってからは、クラスを受けに行ったり、プールで泳いだり、川や海に行ったりとずっと元気元気。問題無し。回りの皆もスポーンと産まれるんじゃないのと言ってて、わたしもそうだろうなと思ってた。
しかし、体験記その感じで、実際は時間がかかってなかなか大変な出産でした。初めての出産というのもあるし、大きな赤ちゃんだったという事もあるんだろうけど、ほんとお産って蓋を開けてみないと分からないもの。って実感してしまいました。
でもおかげでというか、一杯体験出来ました。長い前駆陣痛から、長ーい本番陣痛と共に、助産院でのお産、病院でのお産まで。アクティブバースも、分娩台のお産も。
それらを振り返ってみます。
まず初めにわたしは京都の有名な足立病院に行っていた。そこはとても綺麗で、畳の部屋でアクティブバースも出来るし、熱心な助産士さんも沢山居る。ただ、とても人気の病院なのでいつも混んでおり、検診でとても待たされた。それ以外は殆ど問題なし。医院長先生はとても魅力的な先生で、いつも短い検診だったけど英語を話してくれて夫と楽しい時間を過ごすことが出来た。
その間、京都では有名な助産院、伏見のあゆみ助産院にて沢山の妊婦さんの為のお勉強会に参加していた。そしてそれらのクラスを受けていると、助産院で産みたいなと思うようになった。しかし夫が「助産院はなんか心配だ」と言っていて、なかなか決意出来なかった。
しかし私がヴィッパサナー瞑想合宿に行っている間に、夫は自分で本やビデオをみて、自然出産はどれだけ安全なのかを勉強してくれて居た。合宿に迎えにきてくれ、車の家路で、「助産士さんをよんで自宅出産しよう」と言った。急な変わり様だった。でもその時すでに妊娠8ヶ月だったので、助産士さんを見つけることができなかった。京都では自宅に来てくれる助産士さんは少なく、さらに先生達は1ヶ月に1、2人しか予約を取らないので、見つけるのは難しい。なので自宅出産したい人は妊娠に気づいたらすぐに探す必要がある。
ということで助産院で産もうということになり、近くのまこと助産院さんに移る事に決めた。
まこと助産院は山科駅近くにあるのだが、静かで気持ち良い場所にあり、綺麗な普通の家の様で落ち着く。先生の旦那様が美味しい自然食の料理を出してくれるのも魅力の一つ。先生も優しく、アシスタントの助産士さんもいい人ばかり。検診は1時間くらいじっくりと診てくれ、お灸やテルミンもしてくれる。病院程立派ではないが、エコーもあり赤ちゃんを見せてくれる。
そして提携しているバプテスト病院にもたまに検診に行く。そこの部長さんも素敵な先生。
妊婦中は絶対と言っていい程助産院の方が良いんじゃないかなとわたしは思う。楽しいし、検診でまったく待たなくて良い。助産院の一番良いところは、お電話しても、名前と顔を覚えてくれてるし、家族の様に考えてくれ、心配してくれる。病院にも定期的に行くことになってるし、心配は無し。
お産では、どうだろう?
助産院でのお産では、助産士さんから沢山の愛を注いでもらって、とてもスペシャルな時間を過ごすことができた。あそこですんなり産めていたら、素晴らしい体験だっただろう。そして産後の入院生活も、わたしは体験出来なかったが、とても良い時間が過ごせたと思う。完全母乳を推進しているし、授乳についても、そして布おむつや食事についても教えてもらうことができただろう。数日の自然食のお料理を食べる事で、家に帰ってからの食事も気をつけるようになるだろう。
では病院は?
やっぱり病院は検診の待ち時間は長いし、足立病院の医院長先生やバプテストの部長先生は私の事を覚えてくれていたが、他の先生に当たることもあった。助産院で産む為には、体を整えないと行けないから、色々とうるさい程こうしなさいと言われるのだが、病院では妊娠中はこうした方が良いですよと、教えてくれる事は殆どなく、自分で勉強しなくてはいけない。まあなにかあっても病院が対処してくれるのだが、自立出来ない。やっぱりシステム化されすぎな感はある。お産中も助産士さんは忙しそうで、必要な事だけをしてくれる。妊娠中は助産士さんとふれあう事は余り無い。しかし足立病院は別だったけど。助産士外来もあって、望めば助産士さんと沢山話す事が出来る。
だからと言って病院が悪いとは思わない。今回病院でお産を体験して、やっぱり病院って凄いって思えた。無駄な事はしないし、システム化されているが、シンプルで、手際がいい。なにかあってもすぐに対処してもらえる。初産婦さんでお産に不安を持っている人、冷え性の方、体力に自信が無い方、仕事がぎりぎりまで休めない方、妊娠まで食事にあまり気を使っていなかった方、運動を殆どしていない人などは病院の方が良いと思う。
自分に挑戦したい、努力出来る、仕事を休む事が出来、お産に集中出来る人、そして出来る限り良い自然なお産をしたい人は助産院とトライしたら良いだろう。しかしちなみに助産院は病院より安いのではと思っていたけどそれは間違い。どちらかというと割高。私のように途中で病院に運ばれたらずいぶんかかりましたよ。一人目すんなり産めた人もトライしても良いだろうな。
結論は、産む場所はどこでも良い。妊娠したらいろんなところに行ってみて、ここがいい、この先生が良い、この雰囲気の中で産みたいって自分が思うところを探して欲しい。自分が納得するところが一番。勿論旦那さんも一緒に連れて行って。
自分の魂が一番知っています。そして運命が一番必要なところに連れて行ってくれます。
家でも、助産院でも、病院でもどこでも一緒。産むのは自分なんだから。
そして、お産に悪いお産は無いと思う。もし帝王切開になっても、お薬や鉗子を使ったとしても、ちゃんと自分でなにが起こっていて、ありのままをみれていて、それでいて産み終わったあとに、「ああ、産めたー。やったー!」という充実感を感じられたとしたら、すべて良いお産だったと言えると思う。勿論、理想のお産はあるとしても、お産も子育ても、自分の意志通りに進む事はなかなか無い。体は小さな宇宙。自分と赤ちゃんの二人で行う。頭で考えられる事以上のことが起こる。一瞬一瞬で選択していくき、納得して進めて行く必要がある。そして大きな力に身を任せて、ゆだねて行く必要がある。自分の運命を信用する事も大切。
ほんとヨガの精神と同じですね。
そう思うと、やはり無痛出産は自分の意識外で行われるので、痛みは無くて楽かもしれないけど、せっかくの経験をみすみす逃すことになるのでわたしはやりたくない。決してお産はそこまで痛くない。我慢出来る程度。出来るなら思いっきり体験して欲しい。
人として強くなるしね。
そして痛みを伴うからこそ、産まれた赤ちゃんとの絆は強いと思う。無痛分娩でも赤ちゃんは同じようにしんどい思いをして産まれてくるのに、ママだけ痛くないなんて変だよね。
わたしのお産は他の人と比べたら長くて大変だったのかもしれないけど、
素晴らしかった。
自分の体、能力をフル回転に使えた。
ほんと楽しかった。
自分のことが凄いと思えた。
早くまた一人授かりたいです。
GAPのおしゃれ着を着てかしこまっているMarisa
少しずつしっかりしてきて笑うようになって、いっぱいおっぱいを飲んで、夜も寝てくれるようになり、ママとしても少し楽になってきました。
妊娠中は問題なく、楽しく過ごしてこれました。
少し腰痛がある程度で、つわりも初めの一ヶ月だけ少しあった程度、足のむくみもなし、赤ちゃんの経過も順調でした。
ヨーガクラスも出産1ヶ月前まで続けてたところもあったし、産休に入ってからは、クラスを受けに行ったり、プールで泳いだり、川や海に行ったりとずっと元気元気。問題無し。回りの皆もスポーンと産まれるんじゃないのと言ってて、わたしもそうだろうなと思ってた。
しかし、体験記その感じで、実際は時間がかかってなかなか大変な出産でした。初めての出産というのもあるし、大きな赤ちゃんだったという事もあるんだろうけど、ほんとお産って蓋を開けてみないと分からないもの。って実感してしまいました。
でもおかげでというか、一杯体験出来ました。長い前駆陣痛から、長ーい本番陣痛と共に、助産院でのお産、病院でのお産まで。アクティブバースも、分娩台のお産も。
それらを振り返ってみます。
まず初めにわたしは京都の有名な足立病院に行っていた。そこはとても綺麗で、畳の部屋でアクティブバースも出来るし、熱心な助産士さんも沢山居る。ただ、とても人気の病院なのでいつも混んでおり、検診でとても待たされた。それ以外は殆ど問題なし。医院長先生はとても魅力的な先生で、いつも短い検診だったけど英語を話してくれて夫と楽しい時間を過ごすことが出来た。
その間、京都では有名な助産院、伏見のあゆみ助産院にて沢山の妊婦さんの為のお勉強会に参加していた。そしてそれらのクラスを受けていると、助産院で産みたいなと思うようになった。しかし夫が「助産院はなんか心配だ」と言っていて、なかなか決意出来なかった。
しかし私がヴィッパサナー瞑想合宿に行っている間に、夫は自分で本やビデオをみて、自然出産はどれだけ安全なのかを勉強してくれて居た。合宿に迎えにきてくれ、車の家路で、「助産士さんをよんで自宅出産しよう」と言った。急な変わり様だった。でもその時すでに妊娠8ヶ月だったので、助産士さんを見つけることができなかった。京都では自宅に来てくれる助産士さんは少なく、さらに先生達は1ヶ月に1、2人しか予約を取らないので、見つけるのは難しい。なので自宅出産したい人は妊娠に気づいたらすぐに探す必要がある。
ということで助産院で産もうということになり、近くのまこと助産院さんに移る事に決めた。
まこと助産院は山科駅近くにあるのだが、静かで気持ち良い場所にあり、綺麗な普通の家の様で落ち着く。先生の旦那様が美味しい自然食の料理を出してくれるのも魅力の一つ。先生も優しく、アシスタントの助産士さんもいい人ばかり。検診は1時間くらいじっくりと診てくれ、お灸やテルミンもしてくれる。病院程立派ではないが、エコーもあり赤ちゃんを見せてくれる。
そして提携しているバプテスト病院にもたまに検診に行く。そこの部長さんも素敵な先生。
妊婦中は絶対と言っていい程助産院の方が良いんじゃないかなとわたしは思う。楽しいし、検診でまったく待たなくて良い。助産院の一番良いところは、お電話しても、名前と顔を覚えてくれてるし、家族の様に考えてくれ、心配してくれる。病院にも定期的に行くことになってるし、心配は無し。
お産では、どうだろう?
助産院でのお産では、助産士さんから沢山の愛を注いでもらって、とてもスペシャルな時間を過ごすことができた。あそこですんなり産めていたら、素晴らしい体験だっただろう。そして産後の入院生活も、わたしは体験出来なかったが、とても良い時間が過ごせたと思う。完全母乳を推進しているし、授乳についても、そして布おむつや食事についても教えてもらうことができただろう。数日の自然食のお料理を食べる事で、家に帰ってからの食事も気をつけるようになるだろう。
では病院は?
やっぱり病院は検診の待ち時間は長いし、足立病院の医院長先生やバプテストの部長先生は私の事を覚えてくれていたが、他の先生に当たることもあった。助産院で産む為には、体を整えないと行けないから、色々とうるさい程こうしなさいと言われるのだが、病院では妊娠中はこうした方が良いですよと、教えてくれる事は殆どなく、自分で勉強しなくてはいけない。まあなにかあっても病院が対処してくれるのだが、自立出来ない。やっぱりシステム化されすぎな感はある。お産中も助産士さんは忙しそうで、必要な事だけをしてくれる。妊娠中は助産士さんとふれあう事は余り無い。しかし足立病院は別だったけど。助産士外来もあって、望めば助産士さんと沢山話す事が出来る。
だからと言って病院が悪いとは思わない。今回病院でお産を体験して、やっぱり病院って凄いって思えた。無駄な事はしないし、システム化されているが、シンプルで、手際がいい。なにかあってもすぐに対処してもらえる。初産婦さんでお産に不安を持っている人、冷え性の方、体力に自信が無い方、仕事がぎりぎりまで休めない方、妊娠まで食事にあまり気を使っていなかった方、運動を殆どしていない人などは病院の方が良いと思う。
自分に挑戦したい、努力出来る、仕事を休む事が出来、お産に集中出来る人、そして出来る限り良い自然なお産をしたい人は助産院とトライしたら良いだろう。しかしちなみに助産院は病院より安いのではと思っていたけどそれは間違い。どちらかというと割高。私のように途中で病院に運ばれたらずいぶんかかりましたよ。一人目すんなり産めた人もトライしても良いだろうな。
結論は、産む場所はどこでも良い。妊娠したらいろんなところに行ってみて、ここがいい、この先生が良い、この雰囲気の中で産みたいって自分が思うところを探して欲しい。自分が納得するところが一番。勿論旦那さんも一緒に連れて行って。
自分の魂が一番知っています。そして運命が一番必要なところに連れて行ってくれます。
家でも、助産院でも、病院でもどこでも一緒。産むのは自分なんだから。
そして、お産に悪いお産は無いと思う。もし帝王切開になっても、お薬や鉗子を使ったとしても、ちゃんと自分でなにが起こっていて、ありのままをみれていて、それでいて産み終わったあとに、「ああ、産めたー。やったー!」という充実感を感じられたとしたら、すべて良いお産だったと言えると思う。勿論、理想のお産はあるとしても、お産も子育ても、自分の意志通りに進む事はなかなか無い。体は小さな宇宙。自分と赤ちゃんの二人で行う。頭で考えられる事以上のことが起こる。一瞬一瞬で選択していくき、納得して進めて行く必要がある。そして大きな力に身を任せて、ゆだねて行く必要がある。自分の運命を信用する事も大切。
ほんとヨガの精神と同じですね。
そう思うと、やはり無痛出産は自分の意識外で行われるので、痛みは無くて楽かもしれないけど、せっかくの経験をみすみす逃すことになるのでわたしはやりたくない。決してお産はそこまで痛くない。我慢出来る程度。出来るなら思いっきり体験して欲しい。
人として強くなるしね。
そして痛みを伴うからこそ、産まれた赤ちゃんとの絆は強いと思う。無痛分娩でも赤ちゃんは同じようにしんどい思いをして産まれてくるのに、ママだけ痛くないなんて変だよね。
わたしのお産は他の人と比べたら長くて大変だったのかもしれないけど、
素晴らしかった。
自分の体、能力をフル回転に使えた。
ほんと楽しかった。
自分のことが凄いと思えた。
早くまた一人授かりたいです。
GAPのおしゃれ着を着てかしこまっているMarisa